1997年に完成したoffice-kcの南に建つ住宅です。
木造在来工法に構造用合板と筋交いで構成された「完全なる箱の家」は、外断熱+通気層+内断熱という熱環境にも堅牢なものになっています。
緩やかで開放的な階段の角度は30度と高齢者に優しく、またホールとリビングの間にある幅2mの大きなスギの吊戸は動間仕切りとして用途によって空間を分節できるようになっています。
また1階と2階を等価の平面配置になるように計画されたため、外観は重箱のような姿を見せます。これが「kasane-hako」という名の由来です。
「和・洋」というスタイルに組み込まれることなく、自由な空間構成を得られたこの住宅は、今も多くの人を呼ぶゲストハウスとして親しまれています。
作品名 | KASANE-HAKO |
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構造 | 木造 |
ジャンル | 戸建住宅 |
予算帯 | 2,000万円台 |
建築の形体 | 新築 |
竣工年 | 2001年 |
所在地 | 静岡県 |
構造設計 | 久保田正一建築研究所 |
ロケーション | 郊外 |
施工者 | 久保田建設株式会社 |